往きて迷いし物語

もるあきがトールキン教授やPJ監督に翻弄されるブログ・『この世界の片隅に』備忘録

『この世界の片隅に』公開されました

※映画の感想ではありません。
シネリーヴル梅田での鑑賞/聴覚障害者も、字幕で映画を観たい

 全国63館での封切り上映となりました。これから増えていくといいのですが…。
 さて『この世界の片隅に』を観るために一番近くても梅田に行かざるを得ない私はシネ・リーブル梅田さんで観てきました。テアトル梅田さんには先行上映会でお世話になりました。
 誤解されてるのかな、と思うことがあったので書いておきますが、先行上映会はちゃんと鑑賞料金を払って観る形式のものでした。各地で開催されている映画祭もチケット購入制です。


 用事があったのとパンフレットの売り切れが怖くて早めに家を出たら二時間前に着いてしまいましたが、シネ・リーブル梅田さんのロビーには美味しいポテトとカウンター席があるので大丈夫。面白そうな映画のチラシもたくさんいただいたのですが、観に行く暇はあるのか…。その機会があれば今度はホットドッグを食べたいですね。関係ないですけど梅田ブルク7さんのおにぎりセットも映画館の油っこくないスナックとして高い評価をしたいです。

 時間はたっぷりあったのでパンフレットをじっくり読むことができました。映画のすずさんがあまりにもすごい…本当にいそうな存在感を伴っていたので、自分の中のすずさん(あまり訛っていない)が薄れかけていたのですが、二回目を観る前にパンフレットのこうの先生のお話を読んで映画のすずさんと自分の中のすずさんと折り合いをつけられそう、というところまで持って来れたのは良かったです。
 誤解しないでほしいのは、映画としては最高の作品なんです。それだけに原作のファンが持っているそれぞれのイメージをあっという間に塗り替えてしまう力を持っていて、塗り替えられてしまうことが嬉しくもあり寂しくもあるのです。
 なので、こうの先生の「原作にはない素直さ、明るさを加えてもらった」という言葉に、自分の中のすずさんは映画のすずさんと違っていても良かったんだな、と思い出させていただけたというか…。よく思い返したらこの言葉はゼロ号試写会の後のインタビューでも仰っていたはず。

 他にも読み応えのあるコラムが満載でしたし、すずさんからのお便りハガキも掲載されていて、嬉しいです。クラウドファンディングに参加できなかった方がどこかで見られるようにしてほしいと言っていたので、ちゃんと汲み取ってもらえたのだなあと。


 映画館のショップで予約しそびれていたサウンドトラックを買うこともできました! パソコンとプレステで聞くのどっちが動作音に邪魔されないて済むんでしょうか…。プレイヤーを持っていない。スマホに入れる方法を調べないといけません。グッズだけでなくユリイカまで置いていました?


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http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=548

 『この世界の片隅に』では公開初日から音声ガイド付き上映があり、ほぼすべての劇場で二週目の日曜から四日間、日本語字幕上映も設定されています。初週かせめて二週目の土曜からがよかったなあ、その日程で行けない人もいるだろうから二週間は上映期間設けてほしかったなあと思わないでもないのですが、そもそも字幕なしの映画自体いつ打ち切られないとも限らないのでした…。

 それでもやってくれないよりはずっといいです。昨日は土曜でしたのに珍しくお年を召した観客も少なからず見かけましたし、若い方にも各映画館の割引デーとかぶってるのも良いかもしれません。
 日曜の20日はMOVIXデー、イオンカードを持っていればイオンシネマで割引、月曜はイオンシネマで年齢性別問わず割引、auユーザーでスマートパスかシネマパスに加入していればTOHOシネマズで割引、火曜はdocomoユーザーでdポイントクラブに加入していればイオンシネマで割引、MOVIXで女性向け割引、水曜は多くの映画館でも女性向け割引が実施されています。年配の方向けの割引や夫婦割引のある映画館もありますね。夜間の外出ができる大人はレイトショーもあるよ。


聴覚障害者だって、好きな映画を字幕で観たい!! - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/471212

『聲の形』の字幕付き上映の有無を巡る諸々の意見 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1026178

邦画“日本語字幕つき上映”のメリットと課題ーー『シン・ゴジラ』『君の名は 。』の実績から考える-realsound
http://realsound.jp/movie/2016/09/post-2789_entry_3.html

立川シネマシティ「邦画の日本語字幕付き上映」について - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1022503

 ↑私が読んだ順に並べました。

 日本語字幕付き上映が映画館側にリスキーなものと思われて上映回数を減らさざるを得ない状況なのは、聴こえる人間が詳しいことを知らないで避けてしまうせいもあるんじゃないかなと思います。本当にそこまで鑑賞のさまたげになるものなのか? 一度経験してみたいです。聴こえない、聴こえづらい人だけで座席がすべて埋まってしまうことはそうそうないはずですので、背の高い人は後ろの方に座る、程度の配慮で充分ではないかと思います。

 私は普段どちらかと言えば洋画を観ることが多いので、この事が話題になった時、全部字幕付き上映にすればわざわざ選ぶ手間もなくなるし、いいんじゃないか? と考えたのですが、字幕があると集中できない人もいて困る、ということも教えていただきました。
 しかしやはり『この世界の片隅に』の観客は高齢で聴こえづらい人の割合多そうだし、回数が大いに越したことはないと思います。海外でDVD買うと色んな国の言語に対応してるのに日本で買うと原語か日本語ぐらいしか選べない上に発言者の表記などがないので複数のキャラクターが一斉に喋るシーンではまったく聴こえない人にはわかりにくそうだな、という印象なのです。


 近畿南部や四国での上映館の少なさは、そもそもの映画館が少ないことに起因しているのか、戦争映画やアニメーション映画が過去にあまりのびなかった実績があるのかな、と想像してみるのですが、後者をどう調べたらいいのかわからない…。全国規模でなく地域ごとの情報ですね。調べたところであーやっぱりそうなのねって思うだけですし…。


 ターゲットをどこに絞り込むか製作者もプロデューサーもわかりかねている作品ですから、のんさんのおかげで色々な雑誌で宣伝されるようになったのは本当にラッキーでした。本好きや漫画好きが読むような雑誌以外でのインタビューやグラビアです✨もちろん声の演技が素晴らしかったから胸をはってこう言えるんですけど。

 三回目いつ観に行こうかな…映画館遠いな…。