往きて迷いし物語

もるあきがトールキン教授やPJ監督に翻弄されるブログ・『この世界の片隅に』備忘録

読書会メモ

 いよいよHoMe読書会が迫って参りました。読書会については前回の記事の最後の方をご覧ください。

 範囲は第10巻"MORGOTH'S RING"の"The Eariest version of the story of Finwe and Miriel"フィンウェとミーリエルの話の初期版、p205~233と第12巻"THE PEOPLES OF THE MIDDLE- EARTH"のShibboleth of Feanor フェアノールのシボレス(合言葉、符丁)p332~366。

 読み進めてる途中でいくつかクウェンヤがわからなかったので、トールキンゲートウェイを参考にしました。 リンクのみ。

http://tolkiengateway.net/wiki/

Lámatyávë

http://tolkiengateway.net/wiki/L%C3%A1maty%C3%A1v%C3%AB

 

Annessi(essë)

http://tolkiengateway.net/wiki/Ess%C3%AB

『ビルボの別れの歌』をわかりたい

 J.R.R.トールキン教授の代表的二作品、 『ホビットの冒険』(以下「ホビット」)、『指輪物語』(以下「指輪」、ページ数は評論社文庫版のものとする)を初めて読んだ時に読者が遭遇するのが、意味ありげな設定や詩が出てきては詳しく説明されずに次のエピソードへ進んでしまう、という現象なのですが、それらの内容がわからなくても物語のすじを楽しむことはできるのです。
 しかしその後『シルマリルの物語』、『終わらざりし物語』まで読んでから『ホビット』、『指輪』へ戻ると、「ここはあれのことを言っていたのか、だからこの詩が出てきたのか」としみじみ面白いのです……が、二周目を終えると「自分はちゃんとこれをわかっているのだろうか? わかったつもりになっていないだろうか?」といった疑念もまた湧いてくるのです。

 そんな読者のためにトールキン世界を理解するための解説書も何冊も出ているのですが、ここがわからない、納得または理解するためにどの本を読めばいいのかわからない、という具合に、目当ての本を探しあてて読むのがたいへんです。気になった解説書はどんどん買っておいて読めなくても目次には目を通しておく、できれば読む、が正解への道でしょうか。これがなかなか難しい。さらに私の場合は英語をちゃんと読めないという障害が立ちふさがりますので、ついつい楽をしようと先人の研究成果をネットで探して読んだり、ツイッターで皆様から意見をいただいて終わってしまうのですが、物語をできるだけ自力で読めるようになった方がいいのではないか、と思わないでもないのです。
 また、これはみんなわかるだろう、解説するまでもないな、と思われたのか、解説が見つからないこともありまして、『ビルボの別れの歌』はまさにそのパターンなのです。わかりたい。

Tolkien Writing Day』の企画のために読む本を探していた私は、フォロワーさんが旅行先で買いたい本の一冊としてあげた『ビルボの別れの歌』の原書を、そういえばちゃんと読もうとして放置していたなあと思い出し、本棚から『BILBO'S LAST SONG』(以下BLS)を引っ張り出しました。私が日本語訳版を買おうと思った時期にはすでに『ビルボの別れの歌 灰色港にて』(岩波書店刊、脇明子訳 ポーリン・ベインズ絵 以下「別れの歌」)は絶版で手に入らなかったので中古で購入するよりないのですが、なんとなくタイミングを逃しているところです。図書館で閲覧することもできますが、原語版のものよりふたまわりは大きくて絵の細部まで見られるし、なんといっても日本語なのです。やっぱり中古でいいから欲しいですね。ちなみに英語の理解が難しい部分の日本語訳を図書館で筆写したメモが私の手元に少しあります。

 この本を再び読んでみようと思います。

 この絵本は一篇の詩とポーリン・ベインズ氏によるイラスト(詩の流れにそったものと『ホビット』のストーリーににそったもの)、巻末にはイラストを描くにあたり『指輪』『ホビット』のどの部分を参考にしたかが書いてあります。
 この詩はビルボが西へ行く前に灰色港で書いたものとされています。なので、日本語訳版には副題として「灰色港にて」とあるのですね。4行12連の詩です。


日はもうかげり
目もおぼろになったけれど
わたしはまた旅に出る
長い長い旅に
」(別れの歌)

"
Day is ended,
dim my eyes,
but journey long
before me lies.
"(BLSp8)

 日はかげり目もおぼろに、の言葉にはビルボも指輪と離れてすっかり年老いたなと映画『ロード・オブ・ザ・リング』のイアン・ホルム氏が演じた姿を想像してしまいますが、『指輪』のビルボはこの詩が完成する数日前の3021年9月22日にフロドと再会した折、「ところでわたしは今日トゥック翁を追い越したよ! そこでこれはけりがついたと。それで今はもういつでもまた旅に出かけられるつもりだよ。お前も来るかね?」(評論社文庫『新版 指輪物語9 王の帰還 下』灰色港p327)などと発言しており、気持ちはまだまだ元気な様子です。小馬に乗って居眠りしつつ、詩を書けるぐらいには頭のはたらきもしっかりしているのです。『指輪』のホビットたちの悲しい別れやまた詩のこの部分だけ読んでみますといくらか寂しい気持ちになりかけますが、ポーリン氏のイラストのビルボがじつにかくしゃくとしているせいもあり、「わたしはまた旅に出る」"but journey log before me lies"という言葉にはけして後ろ向きの思いばかり込められていたわけではないな、と感じることができます。イラストによってより多くを感じられるのが絵本のよいところですね。

 以下、詩には中つ国への別れの言葉と海の描写が続きます。
"Farewell,Friends!I hear the call."(BLSp10)
"Farewell"に関しては私はもうトーリンを思い出してしまって悲しくてダメです。"Friends"には中つ国に生きているものだけでなく死んでいったものも含まれているのでしょうね。
 呼ぶ声が聞こえるというのはレゴラスが鴎の声を聞いて心を囚われたような気持ちでしょうか? しかしエルフのレゴラスと違ってホビットには海を恋しく思う理由もなければ馴染みもないので、新しい旅が楽しみでならなかったビルボの気持ちの表れかと思います。
「だいたい海を見たとか、海を船で渡ったとかいうホビットはまれだし、戻って来てその話を聞かせてくれるホビットといえば無いにひとしかった」(『指輪』1 旅の仲間 上1 序章一ホビットについてp19)とありますように、物語の主人公であり読者にとっては初めて出会うホビットであるところのビルボが(それにフロドも)ホビットという種族にはとても珍しい例外中の例外であることは『シルマリル』(評論社刊『新版 シルマリルの物語』以下「シルマリル」)のフィンウェとミーリエルがじつに例外的なエルフであったことを思い起こさせます。
 この後もビルボは詩の中にいきいきと波しぶきや風をはらんだ帆を描き出しているので、新しい旅、中つ国では最後となる旅と初めての航海を楽しみに興奮している様子が伝わってきます。

 注目したいのは"the wind is east,"(BLSp16)との一行で、『終わらざりし物語』にヌーメノールの船があまりにも行く先を遠くへ求めすぎた際には逆風が吹いて航海が困難だったとあり(第二部◆第二紀 Ⅱアルダリオンとエレンディス)、『シルマリル』にトゥオルとイドリルの行方を求めたエアレンディルが逆風に追われたとありますように(第二十四章 エアレンディルの航海と怒りの戦いのこと)、伝承の物語の中で吹く風には〈アルダの風の王〉たるマンウェの意志を感じることができます。
 トールキン教授がビルボを通して「エアレンディルの歌」(『指輪3』旅の仲間下1 p44-52)にシルマリルとエルウィングを伴ったエアレンディルをアマンへ運んだ東風のことを書き、この最後の歌にも東風のことを書いたのは、マンウェが長年中つ国を安らかにするために尽力してきたエルロンド卿やガラドリエルの奥方たちエルダールの帰還を拒んではいない、と伝えたかったのではないかと思います。

 さて、6連目の最後の行の理解が私には難しいのです。

"
Shadows long
before me lie,
beneath the
ever-bending sky.

But
"(BLSp18-20)

 とりあえず自力で読んでみましょう。影横たわると言っても指輪戦争終結後なので、かの忌まわしい敵のことではなく旅路を行くビルボの前に長い影が横たわっている、影が長いのは朝方か夕方、西へ向かって旅しているので、朝日でしょうか。「夕方からずっと夜をこめて、一行はホビット庄の真ん中を通って行ったのですが、」(評論社文庫『指輪』9 王の帰還 下灰色港p329)とありますので、朝日ですね。こんなふうに夜中も馬を歩ませていたのならビルボが居眠りするのも無理はありませんね。

 問題は次です。えー、変わることなく曲がっている空の下……わからないです。(つд⊂)
 「bending sky」でネット検
索してみるとなんだか素敵な曲がヒットします。(ユーチューブへのリンクなので曲が流れます。ご注意ください)
 画像検索してみればイメージを掴めるかとおもったのですが、どうも難しいようですね。アルダやトールキン世界に共通の言葉でしょうか?『THE LORD OF THE RINGS』の原語版をスマホKindleにDLしてあるので、本文検索してみたものの、そのままの言葉はなく、「bend」では地形や道のりの説明しかヒットしません。「sky」でも普通に空の描写があるのみでしょうか。今回の調べものとは関係ないですが「東の空」は何回も出てきますね……などとつい脇道にそれてしまいがちなのもトールキン読書のこわいところです。
 ところでKindle版は3冊セットに追補編も入っていてセールになるとなお安いので、ざっと検索したり原語を確かめたりするのには打ってつけです。

 ここで脇氏の訳を見てみます。


ゆるやかに湾曲する空の下には
どこまでも長い影が
伸びているけれど
」(別れの歌)

「ゆるやかに湾曲する空」おお、曲がっている空と訳するよりはずっとわかりやすい!いや、やっぱりわからない! この、わかっていないのにわかってしまいそうになる感覚、伝わりますでしょうか。脇明子氏もそうなのですが、瀬田貞二氏や田中明子氏の日本語の表現が素敵すぎて、よくわからないにも関わらず、なんかそういうことなんだな、と思ってしまうことがよくあるのです。たいへん頭の悪い文章で申し訳ありません。

 ではイラストに助けを求めてみましょうか。このページのポーリン氏のイラストには丸みを帯びた丘の上から海を眺める一行の姿が描かれています。視点を変えてみると、丘が丸い、そのために空も円弧で切り取られて見えるということなのかしら。
 イラストの参照元としてポーリン氏が引用したとしているのは"7.Dawn,29th September 3021(S.R.142
1):'They came to the Far Downs...and looked on the distant Sea.'(ROTK,p.310)"(BLSp37)「そしてかれら一行はホビット庄を通り過ぎてしまうと、白が丘連丘の南の麓を回り、向が丘連丘に来ました。それから三つの塔に出て、遠くの海を眺めました。そしてとうとう一行はミスロンドすなわちルーン湾の長い入江にある灰色港にやって来ました。」(『指輪9』王の帰還 下 下p329)となっています。S.R.はホビット庄暦のことなので、『追補編』の代々の物語の年表で確認できますね。指輪戦争終結のおよそ2年後の9月21日にフロドとサムは袋小路屋敷を出発し、22日にビルボと合流、29日に灰色港に着いています。この詩をビルボがサムに渡したのは(そうでなければ詩が残っているのはまったく不思議ですから)、この29日でしょうね。
 英語版での引用は一部省略されていますので、念のために"Far Downs"の訳語も追補編の索引で確認しておきましょう、向が丘連丘、Far Downs、よし、合ってます。位置関係も改めて地図を見てみたくなったので『「中つ国」歴史地図 トールキン世界のすべて』(評論社  カレン・ウィン・フォンスタッド 以下「歴史地図」)の出番です。私は評論社文庫をバラバラに手に入れたので文庫の10冊セット版についている大きな地図を持っていなくて、また、10冊のどこにどの地図があったのか把握しきれていないので、これがとても便利なのです。『王の帰還 下』に乗っている地図は小さくてほとんどつぶれてしまっているのですよ。
 さて『歴史地図』でも英語の名詞は巻末のインデックスに併記されています。これは英語版の方がオススメだと灰色の魔法使いが言っていました。確かにこういう調べ物の時には英語版が手元にあるのがどんなにかいいでしょうか。HoMEや研究書は英語で書かれていますし……。
 記述通り、向が丘連丘"Far Downs"は白が丘連丘と塔の間にあります。その先には灰色港です。ホビット庄と港に南北の差はあまりなく、ほとんど東西にまっすぐ並んでいるんですね。記憶していたよりもずっとフォルリンドンとハルリンドンとが張り出していて河口が狭くなっていますから、港近くの丘の上からなら水平線が丸く見えるようなこともあるかしら? という推理をしてみましたが、塔に登らずにそういった眺めを期待するのは無理そうです。

 このままでは自分にとっての正解が出せない、出せないというネタでも仕方ないのか……と諦めかけたそのときふと『シルマリル』に灰色港からの旅立ちの記述があったことを思い出しました。ここまで書いてようやく思い出したのです。

「そしてかれらは、湾曲して遠ざかってゆく新しい世界を下方に、古い道、即ち西方に至る記憶の道は、あたかも風と鳥の行き交う空中(これも今は世界と同じように湾曲してしまった)に架けられた、目には見えない橋のように続いて、」(『シルマリル』アカルラベースp464)

「秋の夕暮れ、船はミスロンドを出航し、やがてついに、湾曲せる世界の大海原は船の下方に遠ざかり、円い空を吹く風ももはや船を騒がせず、この世界を包む霧の上なる高層の大気の上を運ばれ、船は古の西方王土に入っていった。」(『シルマリル』力の指輪と第三紀のことp496-497)

 湾曲する空とはただ単に空が丸く見えたといった話ではなく、ビルボがアルダの歴史をも詩に織り込んだのでしょうか。「湾曲する空」と「円い空」は同じものでしょうか、別のものでしょうか。
 円い空、のようなものについて以前グワイヒア氏のトールキン研究サイト「ミドルアースの風」様で目にしたことがあったような、そう、エルフ語の「空」と「天井」の関係について読んだことがありました。さっそく確認いたしますと、サイト内の「エルフ語講座-人名-エルロンド-エルロンドという名の内にある小宇宙」や、「トールキン本 正語標-指輪索引-タルメネル」の項に詳しくありますが、”rond=ドーム=天井=空”、”空はドーム状のものを支えているという考え方”が、エルフの言葉に入っていて、エルロンドの名前にも入っていたのですね。
 エルロンドの名前に入っていたということは即ち世界が湾曲する前から「円い空」があったということでしょう。ナルゴスロンドもそれよりずっと前にありましたもの。「円い空」と「湾曲する空」は別物であると言っていいと思われます。ではやはりビルボが世界が湾曲させられたと同じく湾曲させられ、今なお湾曲する空についての知識を持っていたのでしょう。

 タルメネルの項を見ていてヒントをいただいたのですが、そもこの言葉はビルボが「エアレンディルの歌」の中に用いた言葉なのです。タル、メネル共にその意味は『シルマリル』の
「クウェンヤ語及びシンダール語の固有名詞を構成する主要部分」にあります。tarは「高い」' high'、 menelは「天空」'the heavens'の意味です。もちろん天国ではなく天空の方のheavenですね。"内は『The Silmarillion』からの引用です。これもKindleでセールの時に買いました。
 また、『THE HISTORY OF MIDDLE-EARTH』のvolume7『THE TREASON OF ISENGARD』をTarmenelで引くと、'High Heaven'とあり、グワイヒア氏が書いておられたように「エアレンディルの歌」の推敲を見ることができます。教授のこだわりが発揮されていて、本当にちょっとした部分を何度も書き換えたり戻したりしてるのですよ。ビルボもこんな風に言葉をためしていたのでしょうかねえ。

すると海のかなたの別世界から
夜中に烈風がたちまちおこった。
これ、タルメネルの強風で、
死神のふきつける息のように、
定命の者の通らぬ道へと
刺すような風が、かれの船を運んだ。
絶えて航く者のない灰色の荒海を
今度は東から西へとかれが流れすぎた。
」(『指輪3』旅の仲間 下1p47)
 さきほど「東風」について述べた箇所です。トールキン教授がビルボの作った詩にわざわざ東風のことを入れさせたように、空のことも入れさせたのです。ビルボのエルロンド卿やエルフたちへの好意が入っているのではないかなあ、なんて思ったりもします。トールキン教授の意図としては、ビルボの知識欲が強く、エルフの言葉を知っていることを示したかった、ヴァラールの意思のしるしを散りばめたかった、などがあるのでしょう。

 なので、ここで驚歎すべきはビルボの知識と視界の広さなのかなと思います。主語は道に伸びた影ですが、その上にある空、高層の世界を、エルフやアイヌアの目で見てきたかのようにさり気なくほのめかしているのです。小さなホビットがこのような高い視点、広い視野を得たのは、ガンダルフに誘われ冒険に飛び出し世界の広がりを知ったせいでしょう。伝承の大家エルロンドと彼が治める裂け谷のエルフらに教えられたせいでしょう。そのことは私たちのよく知る二つの物語に書かれています。

 ホビットは誰ひとり行ったことのない西の国へ旅立つのです。船に乗って。恐ろしくないはずがありません。『旅の仲間』にサムが舟を怖がる様子が書かれており、比較してみると『ホビット』でたるにしがみついて川下りをしたビルボの特異さ(水やふねをまったく恐れていない)が際立ちます。では、この詩に書かれている海への憧れとも取れる描写はビルボの強靭さと好奇心からくる新しい冒険への期待のみによるものでしょうか? 詩の続きにその答えはかかれています。

"
Shi, my ship!
I seek the West,
and fields
and mountains
ever blest.
"(BLSp28)


船よ わたしの船よ!
さあ 西をめざして
いこう
幸いに満ちた野山が
待っているから
」(別れの歌)

 海の向こうに西方王土がある、そのこと自体をビルボはガンダルフやエルフたちから教えられたのではなかったでしょうか。ビルボがこの船出に不安を抱いていないのは、彼らと彼らの言葉を信じているからなのではないでしょうか。それは知恵と呼ばれるものです。

 物語の最後の船出の部分はサムの視点で記されており、この旅はホビットたちの永遠の別れなのだ、せっかく皆が幸せに暮らせると思ったのに、と読者である私もサムのように嘆いてしまうのですが、この詩はビルボの心の勇ましさと知恵と好奇心とがきっと悲しみを乗り越えさせてくれることを教えてくれるのです。ビルボの薫陶を受けフロドと共に苦しい旅をしてきたサムが乗り越えられないはずがありましょうか?

 この詩は次のように終わります。

"
Farewell to
Middle-Earth at last,
I see the Star
above your mast!
"(BLSp30)

ついに さらば
中つ国よ
帆柱の上に
かの星が見える!
(この部分は日本語訳が手元にないため、私訳です(つд⊂))

"at last"を訳するにあたり、英単語の正しい使い分けを勉強してすっきり英会話を参考にしました。英語が苦手なので、たびたびこういった確認が必要なのです。

「at last : とうとう、やっと
 長い間、努力や我慢を重ねて、ようやく何かが起ったり達成できたり
 したときに用いる表現です。
 この表現は良いことが起ったときに使うもので、嬉しいと感じている
 ニュアンスを含んでいます。」

 そう、この旅立ちは良いことなのです。ビルボとフロドは中つ国を安らかにするために大きな犠牲、自分自身を捧げたそれゆえに西の国へ渡ることができるのです。彼らは恐ろしい力に傷つけられはしましたが、だからと言って怯えて安全な場所へ逃げ去るのではなく、自身の選択と権利によって浄福の国へ行く、この詩はそのことを改めて私たちに伝えてくれるのだと思います。


おわりに
 この記事は『Tolkien Writing Day』の主旨に賛同して書きました。初心者である自分向けに、本来なら割愛すべき部分まで細かくメモを書いたので読みづらくなってしまい、申し訳ありません(;・∀・)以前に読んだ時よりはわかることができたと思います。HoME読書会で煉獄について学んだことなども結論に影響を与えたかと思います。Tolkien Writing Day企画者のsayawen氏とすべてのトールキンファンの皆様に感謝いたします。
ヽ(*´▽`*)ノ

2016年4月8日追記
 別れの歌の「湾曲する空」"bending sky"とシルマリルの「円い空」"round sky"が原語で表記わけされていることを確認しました。
"In the twilight of autumn it sailed out of Mithlond, until the seas of the Bent World fell away beneath it, and the winds of the round sky troubled it no more, and borne upon the high airs above the mists of the world it passed into the Ancient West, and an end was come for the Eldar of story and of song."
(The Silmarillion)

 誤字を修正しました。
誤→正
LOAD→LORD
イラストの引用箇所→イラストの参照元
湾曲した空→湾曲する空、世界が湾曲させられたと同じく湾曲させられ、今なお湾曲する空
記憶道→記憶の道
知識と探求心→知識欲

f:id:momomomo1232:20160409000921j:plain

 日本語版届きました〜。゚(゚´Д`゚)゚。

2016年4月12日追記

 以前よりツイッターでフォローしていたエルフ語ボットのペンゴロド氏のツイートによりmenelが天蓋と訳されていることを知りRTしたところ、出典や記述のある文書についての情報を教えていただきましたので、経緯を載せておきます。関係者各位、ご教授及び掲載許可ありがとうございました。

A Elbereth Gilthoniel o menel palan-diriel le nallon si di-nguruthos! ああ、エルベレスよ、星々を輝かせる方よ、天蓋よりはるかな眼差しを向ける者よ、汝に今死の恐怖の下にいる我は叫ばん!
ペンゴロド (@pengolod_bot) 2016年4月9日

twitter.com

 ペンゴロド氏(@pengolod_bot Pengolod_bot)は1時間ごとに登録された文章をつぶやくタイプのボットなので、このツイートを目にしたのは本記事をアップした数日後のことでした。『指輪物語』と『追補編』に出てきた詩は調べたつもりだったけれど日本語訳があったのを見落としていたのか…? と、確認しているところへカメハメ氏((@Katsuobushield Days of Sadden Flame PartIV)より、出典は伊藤盡先生の『『指輪物語』エルフ語を読む』(青春出版社・絶版(T_T))であることを教えていただきました。

@momomo1232 伊藤先生の『エルフ語を読む』にある訳文ですね。『二つの塔』の「サムワイズ殿の決断」でサムが思わず口にした歌ですけど、本編ではエルフ語の文のみで訳文は出ていないので、伊藤先生が訳されたのかもしれません。
— カメハメ (@Katsuobushield) 2016年4月9日

twitter.com

 伊藤准教授はPJの映画でも辺見葉子教授、高橋勇準教授らと共にエルフ語の監修担当されています。(映画『ホビット:思いがけない冒険』でのお仕事|ブログ|伊藤 盡|教員紹介|信州大学 人文学部)『中つ国サーガ読本』(洋泉社)で触れておられた『フーリンの子どもたち』日本語版の出版はどのような状況なのでありましょうかソワソワ。

 サムはエルベレスの歌を裂け谷で聴いていたので、この場面で口をついて出たのですが、正確には裂け谷で出てきた歌とは少し違う…短縮バージョンというか細部まで記憶してなかったような感じになっています。ぐう細かい。

 『エルフ語を読む』復刊ドットコムに登録されています。
『『指輪物語』エルフ語を読む(伊藤盡)』 投票ページ | 絶版・レア本を皆さまの投票で復刻 復刊ドットコム
 よろしくお願いします。

 そして翌日、disp(t)氏((@mithrimnemui)より"Parma Eldalamberon"のmenelの項に"the heavens, apparent dome of the skyとの記述があることを教えていただきました。

 "Parma Eldalamberon"(Eldalamberon Home PageEldalamberon Home Page)はエルフ語の研究誌なのですが、これも17号(17巻?)は絶版です…。zushio氏のブログParma Eldalamberon 17 - 続・トールキン関連本を読む ( トールキン作品のネタバレ有 )に詳しいです。

@Katsuobushield @momomo1232 Parma Eldalamberonの17にmenelの項目があって、the heavens, apparent dome of the skyてのがありましたです。
— dispt (@mithrimnemui) 2016年4月10日

twitter.com

 apparent dome of the sky…半球の見かけの空…天蓋、円い空ですねえ。

 HoMe4"THE SHAPING OF MIDDLE-EARTH"のp243~251に教授の描いた世界の図が載っています。(本記事を書いている途中エルロンドの名前の語源を確認するために11巻を買ったつもりが空の形のことばかり頭にあったので4巻を買ってしまったんですが、思いがけず役に立ちました。)世界が湾曲する前の図は虚空Kuma(uの上に')の中に球状の層になった世界があり、外側から外なる海Vaiyaヴァイヤ(『シルマリル』ではエッカイア)、その内側にひとまわり小さい光Ilmenイルメンの層、さらにその内側にある球体の上半分が空Vistaヴィスタで下半分が地盤ambarアンバー、このヴィスタがドーム状の天空です。この図どこかで見たなあと思ったら『「中つ国」歴史地図』の概論(p9)にありました。こちらは線も名称も整理されていて、わかりやすいです。さて、これらの図を見ると世界が湾曲した後の空は、湾曲したといえば湾曲してるのだけれど、どちらかといえば延ばされたような印象もあります。半球状だったものが球体を覆うようになったわけですから。しかし世界が湾曲するのに伴い空が変形したのであればやはり「湾曲する空」とするのが正しいな、と思います。もし「延びた空」などという表現にしてしまうと、この世界の歴史からは遠ざかってしまいますよね。で、湾曲する前とした後どちらも空が世界を覆っていますので形は変われども円い天井がそこにあります。我々の頭の上のずっと上の方に。

 地形のことはいずれまた『HoMe』を読んで考えてみたいですが、とりあえず今回の記事の更新はこれで終わりにしたいと思います。(新情報が出てこない限りは!)というのも、次なる読書会が控えているのです。disp氏(諸事情により現在はdispt氏(@mithrimnemui))主催のHoMe読書会に参加する予定なのです。あとがきにも書いていたHoMe読書会とは? 簡単な説明をさせていただきます。

 トールキン教授の没後、息子でありトールキン研究者であるクリストファー教授が中つ国関連の遺稿を整理し、中つ国の創世記から指輪物語の時代までをいくつかの物語にした『シルマリルの物語』、物語として完結はしなかったものを部分的にまとめた『終わらざりし物語』、そしてそれらに入りきらなかった初期草稿や設定、地図などのメモをまとめた『The History of Middle-earth(中つ国の歴史)』(HoMe)を出版しました。『HoMe』は3分冊と12巻本とありまして、書き込んだり付箋を貼ったりするなら12巻本の方が安くて良いです。紙質はそんなによくありませんが気楽に扱える利点もありますし厚さの割には重くないので持ち歩きもできます。各巻の内容を知りたい方は読書会のサイトからまとめに飛べますのでそちらを参考にしてください。紹介しているサイト様もたくさんあります。たとえば指輪物語の草稿部分だけ読みたい方はシルマリルを読まずにいきなり『HoMe』に行くルートもありなのです。1巻から順番に読まなくてはならない性質のものではないので。おすすめは9巻『SAURON DEFEATED』のエピローグです!

 期間中に毎週『HoMe』の決められた範囲をみんなで一斉に読んで考察したり感想を言ったり疑問をつぶやいたり絵を描いたり…というのがHoMe読書会です。こりゃすごい! だの、ここまで読めた、だのつぶやくだけでも他の方の刺激になって参加者の読書欲が増進されますから、知識がないとついていけないのでは…という心配はいりません。不安なら早めに予習しておくのもありです('v')
 読書会のテーマは第一回目が「ゴンドリンの陥落」、第二回目「アスラベス、フィンロドとアンドレスの問答」でした。煉獄についての話があったのもこの二回目です。そして次回第三回目のテーマが「フィンウェとミーリエル、フェアノールのシボレス」となっております。この辺は『シルマリル』の該当部分を読んでから『HoMe』にいった方がいいでしょう。5月中旬頃開始予定、第10巻"MORGOTH'S RING"のThe Eariest version of the story of Finwe and Mirielフィンウェとミーリエルの話の最初期版、p205~233と第12巻"THE PEOPLE OF MIDDLE-EARTH"のShibboleth of Feanor フェアノールのシボレス、p332~366を読みます。興味のある方はこの機会にぜひ一緒に読みましょう。

 誤記の訂正です。
誤→正
フェアノールの慣習→フェアノールのシボレス(合言葉、符丁といった意味合いの言葉)
なお、この誤記(誤訳)は私個人のミスであり、読書会の主催者様や他の参加者様の関与はいっさいございません。かさねがさね申し訳ありません。


2016年6月15日追記

 英語たん@eigotanさんのツイートで聖書の中の東風に特別な意味があることを知る。

https://twitter.com/eigotan/status/742759300741758978

 取り急ぎ、検索しました。

 聖書検索-「東風」を探す
http://words.kirisuto.info/%E6%9D%B1%E9%A2%A8-srch.html

→確かに災厄をもたらす記述が多い、モーセのために海を割った時以外はほとんど悪いことか起きている?

 映画に見る聖書〈ショコラ〉
http://www.shimizugaoka.com/blog3/2012/03/12/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%81%96%E6%9B%B8%EF%BC%9C%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B36%EF%BC%9E/
 ブログの概要
http://www.shimizugaoka.com/blog3/about/

→東風には神の審判の意味がある、と。なるほど、マンウェの裁定につながる…。トールキン作品の中で吹く風について調べてみるのも面白いかもしれませんね。

ニュージーランド 南島・他

 ニュージーランド旅行では、南島のクイーンズタウンにあるロード・オブ・ザ・リングショップや、ロケ地であるプカキ湖にも行ってきました。他にも少し写真が出てきたので載せます。

 ロード・オブ・ザ・リングショップは、『地球の歩き方』にも載っていました。いくつものツアー会社が並んでいる通りの緑の看板を目印に、建物の中へ入ると少し引っ込んだ奥にお店があります。
 ホビットたちの看板がありました!かわいいホビットの衣装を借りて写真を撮ることもできるようです。武器のレプリカやキャラクターのフィギュアにまぎれて、監督にそっくりな太っちょの海賊のフィギュアも展示してあります。
 ヘリやジープでめぐるミドルアース・ツアーのパンフレットがありましたよ。日数に余裕があれば参加したかったですね。

 今回私が訪れた、関連グッズの置いて あるお店はこことホビトンのシャイア ショップ、マタマタのiサイトですが、トールキンぬりえがあったのはこのクイーンズタウンのロード・オブ・ザ・ リングショップだけでした。興味はあったのですが、見本を開いた時に視界に飛び込んできたフェアノールのデザインがあまり好みではなく…うーん…。
 ロケ地ガイドつきの写真集もここで買ったものにはサインが入っていました。

 プカキ湖はマウントクックへ向かう途中に写真タイムで数分間停車しただけでしたが、とてもきれいなところでした。私達が行ったのは夏でしたので、ここであの寒々しい湖の街の撮影がされたとは不思議な気分でした。季節によって水の色がまったく違うんでしょうね。

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 クイーンズタウンからプカキ湖までの間に映画のロケ地が何箇所かあるとガイドさんが言っておられたのですが、朝早かったもので居眠りをしてしまって、ほとんど写真におさめられませんでした。高度があり乾燥しているので短い草が黄色い山に灌木の茂みがポツンポツンとある、ビルボたちがオークを乗せたワーグたちに追いかけられていたような風景は車窓からよく見かけました。

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 クイーンズタウンの空港にはホビット・ジェットのミニチュアが展示してありました。この情報はまったく知らなかったので思いがけず嬉しかったです(´∀`*)

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 マタマタのiサイトの外観です。マタマタに宿泊した場合、ここでホビトンのツアー申し込みができます。

 こちらはオークランド空港のドワーフ像、スロールなのかな…。出国前のエスカレーター脇にいたのを慌てて撮影しました。初日に空港に着いて国内線に移動する途中にもそれっぽいものを見かけたのですが、ツアー旅行だったので確認に行くことはできませんでした(u_u)
 
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 ニュージーランドのあちこちにミドルアースの痕跡がありますので、参考にどうぞ。

100% PURE NEWZEALAND
http://www.newzealand.com/jp/feature/the-hobbit-trilogy-filming-locations/

エクスペリエンスNZ
ロード・オブ・ザ・リング&ホビットツアー
http://experiencenewzealand.jp/activity/lord-of-the-rings/

日本の中つ国好きニュージーランド旅行者が決める #NZmustDO
(sayawenさんの個人ブログ)
http://bagend.me/nzmustdo/

2013年に台北でホビットの映画を観た

※取り急ぎ予約方法等知りたい方はリンク先の記事を参考にしてください。

 い 🎁きゅみ‏ @h1ddlesbatchJさんによるアプリで映画のチケットを予約購入する方法。
#台北映画予約#台北映画予約 hashtag on Twitter
台湾の映画予約サイト『ez訂票』
http://www.ezding.com.tw/mmb.do

2016年7月21日追記

0泊3日空港泊・弾丸台湾映画旅行 更新日 2017年7月20日
 葉‏ @takkyouさんによる2015年12月台北渡航記録

映画旅行(台湾・韓国 / 2015, 2017)のまとめ>OTHERS | Something about James McAvoy
 長谷川ちり子‏ @mmgh_trさんによる2015年11月台北、2017年3月プサン渡航記録

2017年7月21日追記

長谷川ちり子さんによる台湾のコンビニでの映画チケットの買い方モーメント
https://twitter.com/mmgh_tr/status/893079647717531648
 台湾に到着する前の段階で観たい映画館の名前と映画のタイトル表記をメモしておけば映画館の窓口で買うよりはスムーズです。
2017年8月10日追記

台湾ミラマーIMAXレポート
http://nz-thesaurus.seesaa.net/s/
 2017年7月に台湾で映画鑑賞された方のレポートです。
 日本からミラマーIMAXのチケットを予約して観に行かれたとのこと。その後、サイトのセキュリティが変更されたとの情報もあります。ここは竜宮城か何かかね!に笑いました(すずさん)

 少し上級者向けの便利技。
LCC利用者必見!“便利箱”を使って台湾の郵便局から日本へ小包を送ってみよう
2016.9.30
http://howto-taiwan.com/661/
2017年8月23日追記

【便利】ファミマで “日本〜台湾の店舗間配送” が開始! 国境を越えてコンビニ受取可能に / 日本人も使える? 使い方は? ファミマに聞いてみた
沢井メグ 2017/09/26 ROCKETNEWS
http://rocketnews24.com/2017/09/26/960438/amp/
2017年9月28日追記

 本文ここから
なぜ台湾・台北か?

 2013年、日本での『ホビット二部』の上映が他国より大幅に遅れると告知され、ツイッター上で海外遠征を検討するファンたちの声が聞こえてきました。私は長期の休みは取れない、お金も体力もそんなにないからニュージーランドやイギリスへは行けない…、だけど東アジアなら…? ちょうどその頃、友人が香港へ弾丸ツアーに行った話を聞き、食べ物も含め物価はそれなりに高かった、と。韓国は辛い食べ物が苦手なので無理です。台湾しかないでしょう。決まりました。
 消去法で決めた台湾ですが、グーグルマップで調べてみると台北市には様々な設備の映画館「影城」があることがわかりました。せっかくだから映画館のはしごをしてもいいなあ、と公開延期に落ち込んでいた気持ちが上向きになりました。食費と交通費が安いのもありがたいです。
 2013年12月半ばに公開の『ホビット』を観に台北へ行くことにしました。

航空券とホテルは?

 一泊か二泊、一人参加が可能なツアーはなかった(※出張ツアーならありますが、割といいお値段)ので、航空券+ホテルで探しました。しかしこれは滞在期間が短いため航空券の値段がげっそりするぐらい高く、いくらなんでもその値段で一泊二日はもったいなくて行かれない! とツイッターで喚いていたところ、LCCを勧めていただきました。その節はたいへんありがとうございました。

 Peachを利用して関空から3時間半程で台北市内から少し離れた桃園空港へ到着します。トイレが近いので通路側に座りたいと思い、席指定と手荷物預けのできるタイプのチケットにしました。当時はジェットスター関空-台北便はなかったと記憶しています。

 関空に行くまでが少し面倒でした。朝一番の搭乗、かつPeachはネットでの事前チェックインができませんし、すこしでも遅れたら搭乗できません。最初は職場から関空まで行ってしまって付近のホテルに泊まろうと考えたのですが、仕事が終わってから新大阪に駆けつけてもその時間では関空特急は走っておらず、到着してから食事を取るのも難しい。地元や梅田から関空までのリムジンバスも最終便に間に合いません。結局梅田に宿泊して早朝に空港行きのバスに乗ることにしました。梅田のホテルは乾燥がつらかったです。(12月でしたので暖房を効かせてくれていました)

 台北での宿泊は主要駅から遠くなくレストランやコンビニも近く、ついでに映画館も近いホテルがPeachで予約できましたので、そこにしました。クレジットカードは予約の時とホテルのチェックインの時のデポジットでしか使いませんでした。


映画館は?

[信義威秀影城]ヴィショウシネマ
最寄り駅:MRT市政府・信義公民會館・象山
 ガイドブックに載っていた24時間営業の大型書店[誠品敦南店]の近く(MRTで二駅)にある映画館は4DX対応! 当時国内の4DXシアターは愛知と福岡にしかなかったので、ここで観たいと考えていたのですが、いろいろ間に合わなくて無理でした。心残りのある映画館です( ;∀;)
 後に観光旅行をした際に台湾制作の人形劇映画を観に行きましたが、その作品は小さめのシアターでした。洋画の大作なら大きくて設備の新しいシアターで観られたんでしょうね。セブンイレブンでチケット購入可能です。

[國賓影城/ 國賓大戲院]アンバサダーシアター
最寄り駅:MRT西門
 影城と大戲院の区別がわからないのですが(住所も同じ?)ドルビーアトモス対応で包み込まれるような音響効果がとてもよいです。森の中で迷い、木の上から顔を出すシーンは最高でした(*´∀`)
 D-BOXも選べます。あの振動したり傾いたりするシートです。自分はこのシートはそんなにあれでしたね。
 スクリーンがかなり大きめで傾斜があるので見やすかったです。
 西門町には他にも映画館が複数あります。後述の美麗華より大きさは劣るもののIMAX(日新威秀影城)もあり 、評判は悪くないようです。3Dが苦手ならこの近辺で観たい作品を2D上映している映画館を探して行くのもいいのではないでしょうか。名物の麺線を食べたいです。

[美麗華影城]ミラマーシネマズ
最寄り駅:MRT剣南路
 美麗華ショッピングモールのIMAXはスクリーンがとても大きく、たいへん迫力があり、大満足でした\(^o^)/
 成田からなら台北松山空港に着くのでMRT(地下鉄)一本で行ける利点があります。関空利用だと桃園空港からバスかタクシーで市内まで1時間以上かかります。MRTの乗り換えが少し面倒ですが色分けにしたがって移動すれば大丈夫です。
 日曜夕方に行ったのでチケット売り場はかなり混雑していました。セブンイレブンでチケットを購入可能、その際、映画館名は「大直美麗華」となります。トイレは一番きれいでした。

[欣欣秀泰影城]ファンファンショウタイムシネマ
最寄り駅:MRT中山
 先に書いておきますが、いい映画館ではありますがスクリーンが小さめなので、海外まで来てどうしてもこの映画館で観なければならない強い理由はありません。
 日本人の利用が多いホテル街、中山北路の欣欣百貨店の上階に小さいながら映画館があります。2日目にたいへん疲れていて4DXの映画館へ移動できなかったのですが、ここで観ることができました。
 平日の午前中割引でチケットは安く買えました。通常価格も他の大きな映画館より若干安かったかと思います。スクリーンが小さめとは言え画質も音響も普通に良かったです。エアコンが効きすぎていて寒かったので、少しつらかったです。
 時間がなくて利用できなかったのですが映画館に併設のカフェはオシャレですし、トイレもきれいで地下にはスーパーマーケットもある、素敵な映画館でした。トールキン映画のファンにはカフェ「ドリーム・オブ・ホビトン」にとても近いのが利点です。ドリーム・オブ・ホビトンのことは別記事で書きたいとおもいます。


チケットの買い方・予約はできるのか?

 チケットは窓口で筆談で買えます。映画のタイトル、日時、大人か子供か、枚数、3Dは大丈夫か、席指定はできないけれどエリアは希望できるので、前の方か真ん中か後ろの方か…を伝えれば大丈夫です。筆談なので簡単な英語のやりとりでも大丈夫ですが、丁寧に確認するので時間がかかります。余裕を見ておくといいでしょう(T_T)

 ポップコーンやドリンクとのセット券を買うこともできますが、高いです。断るにはTICKET ONLYとかNO SNACKとか言えばいいんでしょうか…断われなかったのでよくわかりません。

 当日でなくとも上映時間が確定している作品の前売り券なら窓口で買えるそうなので、前日入りでチケットを抑えておきたい場合は窓口か、窓口へ行く時間がなければ利用料はかかりますがコンビニへ。私がセブンイレブンで端末[ibon]を操作してホビットのチケットを買った時は人気作の封切り直後だったせいか、そもそも指定できない仕様だったのか、席やエリアの指定はできなくて店員さんに発券してもらう際にこの席でいいか?と確認されました。

 映画館のネット予約は会員制で、海外からは会員登録ができなくて購入できないようでした。2013年のことで情報が古いので、気になる方は確認してみてください。

 セブンイレブンのネットショッピングサイト[ibon](店内にある端末と同じシステム)で日本からコンサートチケットを購入し、現地セブンイレブンで引き換えた例は出てくるのですが、映画チケット[電影票]の例は探すことができませんでした。

 ショートメールを受信できる端末と携帯番号があれば、台湾Yahoo!で予約できるらしいです。フリーWi-Fiの登録は携帯番号の頭090を8190にすることで登録できましたが、台湾Yahoo!のことは帰国してから知ったので、試す機会がありませんでした。


台北のネット環境は?

 日本で台北フリーWi-Fiに登録しておいたので、ファミマなどで利用できました。ホテルもWi-Fiが使えるところにしました。空港でもフリーWi-Fiが使えました。
 事前に地図や新幹線の時刻表、MRT(地下鉄)の路線図、映画の上映時間をiPod touchに入れて行きました。当時はガラケーWi-Fiに繋げたのでスマホを持っていなかったんです。仕事のメールが来る予定も待ち合わせもソシャゲもやってなかったのでそれで十分でした。
 ちなみに、2016年にはMRTの駅でWi-Fi使えるようになっていたと教えてもらいました。前から使えていたのか? Wi-Fiに関してはどんどん使えるエリアが拡大しているようです。
 モバイルルーターのレンタルや現地のカフェなどで申し込めるWi-Fiもあります。


追記 台湾の映画ファン

 日本と他国とで映画を観る際のマナーが違うようだ、と気になっていましたが、日本と同じようにしていれば大丈夫でした。おしゃべりしない、スマホの電源は切る、前のシートを蹴らないよう気をつける、など。
 私は鑑賞中のおしゃべり(客同士の会話や通話)は気になりますが、映画の内容に反応しての笑い声やどよめきはむしろ歓迎するタイプなので、台湾では日本より反応がよかったのでそれも込みで楽しめました。
 ただし、エンドロール途中での退場率はとても高いです。


参考
台北無料公衆無線 LAN」(Taipei Free)
http://www.tpe-free.taipei.gov.tw/tpe/JP-TPE-Guide_Foreigner.html

旅々台北
http://www.tabitabi-taipei.com/s-index.php

台北ナビ
http://www.taipeinavi.com

ドリエル・アース
ホビット 竜に奪われた王国』を観に台北へ行ってきた 映画チケット購入時の注意点編
http://middliel.blog.fc2.com/blog-entry-701.html

ibon(セブンイレブンのネットショッピングサイト)
http://ticket.ibon.com.tw/
店内端末利用方法
http://ticket.ibon.com.tw/Web/ActivityInfo/Details/24500#tabs_product

※台湾Yahoo!を利用して台湾国内でショートメールを登録してチケット予約をした例
駐在日記 in Taiwan
【怪獣大学/モンスターズユニバーシティ】来台して初めて映画館へ!/ネットでのチケット予約方法
http://shumaiz.blog.fc2.com/blog-entry-127.html


※海外からはネット予約できない事が書いてあります
台湾駐在ブログ いつも初心者日記
台湾VIESHOWで映画チケットの予約の仕方
http://zekkochosan.blog.fc2.com/blog-entry-834.htm


※コンサートチケットを日本で予約し、現地で引き換えた例
ibon購入方法(台湾コンサートチケット)
http://yumiko.justhpbs.jp/ibon.html

ホビトン ムービー・セット

 2016年1月17日、ニュージーランドはマタマタにある映画『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』のロケ地、『ホビトン ムービー・セット』へ行って来ました。
 同行者は『ロード・オブ・ザ・リング』は観たことがあるけれど『ホビット』はまだ観ていませんでした。

 ニュージーランドへはパッケージツアー、ホビトンへ行くために一日延泊してオークランドでの自由行動日を作りました。ロトルアに泊まってホビトンかトンガリロ国立公園を選択するツアーもあったのですけれど、そのコースだと北島にしか行けなかったですし、昼食もホテルかレストランで取らないといけなかったので。
 日本語ガイド付きの『ホビット村ロケ地ツアー』オプショナルツアーをお願いしました。(あとで知ったのですが、ツアー会社のサイトで直接申し込むことも可能です。日本語で申し込めますし、ネット割引もあります。また、他の会社になりますがデイ&ナイトの丸一日ツアーもあります。最小催行人数二名からなのが個人旅行者にはつらい。)
 ホビトンツアー当日の朝にツアー会社の方が宿泊ホテルのロビーまで迎えに来てくれます。この方が車での送り迎えもツアーガイドもしてくれます。この日の参加者はおらたち二人だけでした。ゴクリ、ゴクリ。

 マタマタまでのドライブは2時間ほど、日曜でしたのでスムーズな道のりでした。ドライブの間ずっとガイドさんがニュージーランドの色々な話をしてくれて、マタマタ到着まで30分ほどになるといよいよホビトンの話に。
 …ウェリントンからオークランドへ向かう列車に乗ったありし日のピーター・ジャクソン青年の手には『指輪物語』の原作本が…車窓の風景に想像力を刺激され…といった具合です。
 否が応でも高まる期待にやがて車はマタマタの町を抜け牧場地帯へ。どんよりしていた空も晴れ間が見えるようになりました。…『ロード・オブ・ザ・リング』の映画を撮ることになったピーター・ジャクソン監督はヘリを使ってこの土地を見定め…そうこうしているうちに車外に見えたのは「ホビトン ムービー・セット」の看板。

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 ついにホビトンの入り口にやって来ました。観光用インフォメーションサイト、「シャイアズレスト・カフェ」「シャイア・ストア」、そしてホビトンへ向かうバスの待機所。濃い緑色に金色の文字で「HOBBITON」、バスもビルボとフロドの家の扉と同じく濃い緑色でした。

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 次のバスが発車するまでの20分ほど自由時間となりました。数年前にできたばかりの建物なので、トイレも広くてとてもきれいでした。
 ショップにはホビットモノポリーやウェタ製の地図にアクセサリー、ポスター、各種資料集等々並べてあって、それはもうたいへんでした!緑竜亭のTシャツとミドルアースの写真集、別に今ここで買わなくてもいいトールキンの中つ国マップなどを買ってしまいました。レジでホビトン図柄の切手はいかが?と聞かれ、思わず購入してしまいます。
 2階のカフェも覗いてみたのですが、たいへんな混雑ぶり。ツアー申し込み時には「シャイアズレスト・カフェ」で昼食の予定だったのが変更されたので、飲み物だけでもと思ったのですが…。

 ツアーバスの運行に合わせてガイドさんの運転する車でホビトンへ向かいます。おらたちは敷地内で昼食を取るので、帰りのバスには間に合わなくなってしまいますもんで。
 バスの通る道はPJ監督が「ニュージーランドで撮影する大作映画のために」政府に援助を願ったところ、お金は出せないけど人手なら、と派遣された軍隊が作った道です。途中の丘から見える景色がPJに「こここそがホビトンだ」と思わせたのだそう。ところで私は写真がとても下手です。なだらかな起伏の丘と丘の間に点々と木々の小さな塊が見えました。

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 道の途中には撮影用の機材を積んだトレーラー等が停まっていた駐車場も見えます。今はホビトンのスタッフ用の駐車場。

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 ムービーセットのパンフレット、入場記念地図、日本語解説用紙です。以前はツアーガイドさんが喋っている横で日本語ガイドさんが同時通訳していたそうなのですが、そのやり方だと英語圏の人に迷惑がかかるのでこのような解説用紙を配布しているそうです。このことはオークランドのホテルに着いた時に旅行会社の方から説明されていました。

 しかし実際にはツアーガイドさんから少し離れた場所で声を低めて日本語でのガイドを行ってくださいました。赤いカバー🙌をつけたタブレットで映画のシーンのキャプチャを見せていただきながら日本語で解説を聞き、実際にその場所を見学できました。少人数でしたのでゆったりとした雰囲気でした。
 ビルボやフロド、ガンダルフが通った道などは人が集中するので背景のみを写真におさめるのは難しかったです。

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 ホビトンの畑でとても大きなかぼちゃが取れたので型を取ってレプリカを作りあちこちに置いてあるとか、あるホビットの家の前に置いてあるピクルスの瓶の中身は本物なので定期的に取り替えているとか、撮影が終わった後もセットを維持するためにスタッフさんたちが尽力されているようです。この細かい工夫のおかげか、同行者もガイドさんに質問をしたり、たくさんの写真を撮って楽しんでいたので安心しました

 袋小路屋敷の上の木も、傷んできたので少し前に葉っぱを全部つけ替えたそうです。その時期に訪れた人は木の幹だけになった姿を見て帰ったのだとか…。自分が行った時にそんなことになっていたらショックですね。

 パーティツリーは本物の木で、オーストラリア原産のとても成長の早い松の仲間だそうです。袋小路屋敷の上の木以外はすべて本物の木で、どうしても原作に合わせないといけない木には別の果実や葉っぱをつけたりしたということです。

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 映画では袋小路屋敷の横あたりからビルボが飛び出して駆けて行ったのですが、ガイドさんに、急な坂になっているでしょう、と言われて見てみると本当に急勾配の草の生えた道、いや、映画では道のないようなところを走っていました。映画の撮影の苦労は追補編でたくさん見て知っていたのですが、「ここをホビットの足をつけて駆け下りて」と言われたら怯えて、転んで大怪我をしてしまうな…と、この時初めてその苦労を身近に想像して考えることができました。
 『ホビット』も『ロード・オブ・ザ・リング』も撮影の過酷さは様々ありましたから、ホビトンのロケはまだそれほど大変なものではないのかもしれませんが、このシーン一つ取っても坂道を走り下りてどのコースが良いか調べたり、ホビットの足がしっかり嵌まるように調整したり、天気待ちだったり、マーティンがよい演技ができるようにスクリーンでは見えない苦労が山ほどあったのですよね。

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 いよいよ袋小路屋敷の前へ!ここは常に人がたくさんいる場所なのですが、みんな行儀よく並んでいて、「宴会の用以外お断り」の看板やあのベンチの写真を撮り、自分の前に並んでいる方のカメラで記念撮影をしてあげていました。ニュージーランド旅行中はどこでもそんな雰囲気でしたね。ホビトンではみんなとても嬉しそうですし、映画を見た事のない人たちも小さな可愛らしい家や美しい景色に感心せずにはいられないと思います。

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 袋小路屋敷へ登って行く道の途中に黄色な丸いドアの、だけどサムの家ではないとわかるその家の前で、ガイドさんからクイズを出されました。この家に住んでいるホビットは?映画にも名前つきで登場します。ヒントはスプーン。そう、ロベリア・サックビル・バギンズの家なんですね。煙突の様子からするとそこそこ広めの家でした。もちろん、袋小路屋敷には及びませんが!そしておらは写真を取り違えてないといいんですが…。

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 そしてなんと、ギャムジーとっつぁんの家、サムの実家も黄色いドアなんですね。映画を観て確認しなくては…!

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 サムとロージィの新居、『王の帰還』のラストに映るのがこの家のはずです。だけども、ガイドさん曰く『ホビット』でこの家を建て直した時にドアの形を間違えてしまった(!)とのことです…。ドアの下はしが地面に平行に切られていたのに、まん丸く作っちゃったんだとか…(@_@;)大急ぎで何十軒も建てたんですから、そんなこともあるのでしょう。

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 ホビットの家々や美しい花の咲く畑や果樹を眺め、広々としたパーティー広場を通り抜け、ぐるぐる細い道を歩いて緑竜亭へ向かいます。

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 ホビトンには珍しい茅葺き屋根!緑竜亭の他にもう一軒、粉挽き小屋のみが茅葺きです。他のホビットたちは無論、丸いドアの穴の中に住んでいますから、屋根なんか葺かないんです。石造りの立派な橋も茂みに隠れた小さな橋も映画のために作られたものです。地形に合わせて道を敷いたので、原作とは食い違う部分もありますが、ここは映画のホビトンなので問題ありません。たぶん。

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 この素晴らしい彫刻はマオリ族の職人に依頼したもの。緑竜亭では飲み物のサービスがありますが、ジンジャービアがノンアルコール、アップルサイダーはアルコールです。マグとビールは同じものが「シャイアズレスト」で売っています。
 宿帳のイライジャのサインも撮影したのですが、スマホを壊してしまったので、グーグル検索でどうぞお願いいたします。

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 待ち望んだ昼食です。緑竜亭の横にビルボの誕生会の時に立てられたような立派なテントが張ってあり、中は何十人も、ひょっとすると百十一人が一度に食事できるような広さでした。ビュッフェ形式でお料理を好きなだけお皿に盛っていただきます。
 おいしいお肉にじゃがときのこをたくさんいただきました。おやつには田舎風のケーキがいく種類もあったのですが、ご馳走をいただいたあとだったので、ひと切れ食べるのがやっとでした(o´3`o)とても美味しかったです。
 ガイドさんも一緒にお食事をしたので、色々とお話をうかがいました。夏はやはり月に何度もホビトンへ来てお客を案内してまわるそうです。ホビトンの英語ガイドさんとの情報交換を密にされているふうでした。そうでなければサムの家の扉のことなど、なかなかわかりませんものね。もしガイドさんに当たりハズレがあるとしたら当たりの方に担当していただけたと思います。

 たっぷりいただいた後に名残を惜しみながらホビトンを去りました。帰りがけには行きに興奮しきっていて目に入らなかった仔羊の群れも見ました。ホビトンへ入ってこないよう電気柵がしてあるので、中の畑の野菜やお花たちが守られているのです。

 マタマタを離れる前にアイサイト(ニュージーランドのあちこちの観光地にある小さなインフォメーションセンター)へ立ち寄りました。ここも映画の公開後、ホビットの家風の丸いドアと窓に改装したそうです。中にはゴラムの像があり、写真を撮ることもできます。撮りましたがスマホを壊したので、グーグル検索でどうぞお願いいたします。
 ここではトーリンの切手セットなど「シャイア・ストア」になかったものも置いてありました。

 オークランドへ車で送ってもらい、ツアーは終了です。道中せっかく色々お話しくださったのに、寝てしまって申し訳なかったです。
 スマホアプリでのリンクの貼り方がわからないので、ツアー会社サイトのURLをかいておきます。
ナビ アウトドアツアーズ ニュージーランド
http://navi.co.nz/new/


 これを読んでくださった方に少しでもホビトンの素晴らしさが伝わればいいのですが。おつきあいいただき、ありがとうございました。